認定看護師紹介

認定看護師とは

日本看護協会 認定看護師審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践のできる者をいう。看護現場において実践・指導・相談の3つの役割を果たすことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図る。(日本看護協会ホームページより)

現在当センターには、8分野14名の認定看護師がおります。

  • がん化学療法看護認定看護師:2名
  • がん性疼痛看護認定看護師:2名
  • 乳がん看護認定看護師:2名
  • 創傷・オストミー・失禁看護認定看護師:2名
  • 緩和ケア認定看護師:2名
  • 感染管理認定看護師:2名
  • 慢性呼吸器疾患看護認定看護師:1名
  • 手術看護認定看護師:1名

がん化学療法看護認定看護師

がん化学療法看護認定看護師とは

がん化学療法看護認定看護師とは、がん化学療法に関して専門的知識と技術を有する看護師です。

がん化学療法看護認定看護師の役割

  1. がん化学療法を受ける患者さんが、がん化学療法を安全に受けることができるように治療による副作用症状のマネジメントを行い、患者さんがセルフケアを実践できるよう援助します。また、患者さんとご家族を含めた心理的支援を行ないます。
  2. 医療スタッフにがん化学療法に関する指導とコンサルテーションを行います。

主なご相談の内容

  • がん化学療法についての基礎知識や抗癌剤についての情報提供
  • がん化学療法を受けることに対する疑問や不安について
  • がん化学療法の副作用とその対処方法について
  • がん化学療法の治療の選択や意志決定をする上での情報提供

がん化学療法看護認定看護師は、がん化学療法を安全に、苦痛を最小限に過ごすことができるよう、患者さんやご家族と一緒に考え支えていきます。患者さんが自分らしい生活を送りながら、治療を受けることができるよう、患者さん一人ひとりに沿った看護の提供を目指しております。

がん化学療法に関するご相談を希望されるかたは、看護師や担当医師に声をおかけください。


がん性疼痛看護認定看護師

がん性疼痛看護認定看護師とは

がんによって生じる痛み(がん性疼痛)を緩和するための専門的知識と技術を有することを認められた看護師です。

がん性疼痛看護認定看護師の役割

  1. がん性疼痛を有する患者さんに対して、痛みの緩和のための適切な看護ケアを提供します。
  2. がん性疼痛に関する患者さん・ご家族、医療スタッフからの相談に対し、痛みの緩和の方法を提案するなど、コンサルテーションを行います。
  3. がん性疼痛に関する患者さん・ご家族、医療スタッフに対し、痛みの緩和の方法を指導します。

主なご相談の内容

  • がん性疼痛を緩和する方法の提案
  • 鎮痛剤使用開始に伴う注意
  • 鎮痛剤変更、使用方法の変更
  • 鎮痛剤増量・減量など
  • 鎮痛剤の副作用に対する対策
  • 服薬指導
  • 鎮痛薬以外の看護ケアの提供

痛みの緩和ができるよう、患者さんやご家族、担当の医師や看護師、他の医療スタッフと相談しながら共に考えてゆきます。

※現在当センターには2名の「がん性疼痛看護認定看護師」がおり、外来と病棟に1名ずつ配属されています。

相談をご希望の際は、病棟や外来の看護師あるいは担当医師に声をかけてください。


乳がん看護認定看護師

乳がん看護認定看護師とは

2005年から千葉大学看護学部での教育が開始され2006年7月にはじめて20名の乳がん看護認定看護師が誕生し、2007年7月現在全国で51名(栃木県では1名)の乳がん看護認定看護師が乳がん患者さんの心の支えとなりながら、看護ケアを提供しています。

乳がん看護認定看護師の役割

乳がん認定看護師は、患者さんとご家族への治療に伴う身体的・心理的・社会的サポート、治療選択のサポート、ボディイメージの変容に関わるケア、手術後のリンパ浮腫予防、症状緩和に向けての支援を行います。また、さまざまな治療に伴うケアを通じて患者さんの疑問の軽減を図り、よりよい療養生活を送っていただくための情報を提供することによって、患者さんが乳がんと共に生きていくことを支えていきます。

乳がん看護認定看護師の専門的看護支援

  • ボディイメージの変容への援助をおこないます。
    • 新しいセルフイメージの構築への支援として人工乳房の選択、乳房再建法の説明、脱毛時のケアなどを説明・提供します
    • ボディイメージ変容による夫婦・家族の問題の理解と対応を行います
    • 治療に伴うボディイメージ変容に対しての相談を伺います
  • 乳がん患者さんの意思決定への援助を行います。
    • 乳がんに関する最新の知識を持ち、意思決定上(治療法の選択など)必要な情報提供を行います
    • 治療に対する迷い、疑問などの相談を伺います
  • 乳がん患者さんを支えるチームアプローチを行います。
    • 医師、薬剤師、保健師、看護師、放射線技師など多職種の専門家と連携を持ち、 乳がんと共に生きていくことを支えます。
  • リンパ浮腫のケア
    • リンパ浮腫の予防、症状緩和に向けての支援をおこないます。

患者さま、ご家族の方またどなたさまからの、ご相談にも応じさせていただきます。 お気軽にご相談ください。


創傷・オストミー・失禁看護認定看護師

創傷・オストミー・失禁(WOC)看護認定看護師とは

創傷・オストミー・失禁の看護とは、床ずれ(褥瘡)などの創傷の看護と、 ストーマや失禁の排泄(排尿、排便)に関わる看護を行う認定看護師です。

ストーマ(stoma)とは

  • ストーマとは、ギリシャ語で口を意味します。消化器あるいは尿路系の病気によって手術が必要になったとき、その手術によっては便や尿を出すために腹壁に排泄口をつくらなければならないことがあります。この排泄口のことをストーマと言います。
  • ストーマを造設する手術を受けた方をオストメイトと呼びます。
  • ストーマには、消化器ストーマ(写真1)と尿路ストーマ(写真2)があります。
  • 消化器系ストーマには、小腸で作られたストーマ(イレオストミー)と大腸でつくられたストーマ(コロストミー)があります。
    尿路ストーマには、回腸導管や尿管皮膚ろうがあります。
  • ストーマを造設すると、生まれてからこれまで行ってきた排泄の方法が変わります。これまでは便意や尿意を感じた時にトイレで排便や排尿を行ってきました。しかしストーマを造設すると、便や尿をお腹に貼った袋(ストーマ用装具)でうけることになります。そのため、袋が「重くなったな・・・」「そろそろ時間かな」という感覚でトイレに行きストーマ用装具から、便や尿を出します。
  • お腹にストーマ装具を貼り、便や尿をうけると言うと具体的にイメージできない方や、さまざまな不安を抱える方も多いと思います。

ストーマ相談室

ストーマ相談室は、手術前から、手術後、さらには退院後の皆様(オストメイト)の日常生活相談やストーマの処置方法、ストーマに起こったトラブルを観察し、いつでも指導、支援ができるようにしています。

手術前と手術後は、病棟スタッフと共に皆様が抱えている不安と今後の処置方法についてケアしていきます。

  • 手術前・・・手術前にはストーマとはどのようなものか。わからないことで不安に思っていることについてご説明いたします。ストーマを造設するための位置(マーキング)決めを行います。
  • 手術後・・・ストーマ造設後の処置方法について説明し、皆様が退院に向けて自分で対処できるように指導していきます。

退院後

  • ストーマ相談室に、定期的に来院していただき(原則的には担当医の外来日診療日に合わせます)、ストーマや皮膚の様子をみせていただきます。また日常生活の中での問題点をお聞きし、対処の方法を考えていきます。
  • ストーマを造設するということは、一生涯ストーマと仲良くつきあっていかねばなりません。そのため定期的にストーマ相談室を受診してください。

相談外来日

  • 消化器外科医師 WOC看護認定看護師 外来日 毎週火曜日9:00~12:00
  • 泌尿器科医師 WOC看護認定看護師  外来日 毎週水曜日9:00~12:00

緩和ケア認定看護師

緩和ケア認定看護師とは

がん患者さんとご家族への支援に関する専門的知識と技術を有し、日本看護協会の定める研修を受け、「ホスピスケア認定看護師」認定試験に合格した看護師です。2007年7月13日付で「緩和ケア認定看護師」に名称変更となりました。1998年に日本看護協会により発足した認定制度で、全国で420名が認定されています(2007年8月現在)。

当センターでは2005年8月から、認定看護師1名が活動しています。2006年8月から認定看護師が2名となりました。

緩和ケアとは

緩和ケア(ホスピスケア・全人的ケア)とは、「その人」と「その人が持つ苦しみや不快な症状」をケアしていくことです。病気だけでなく、病気をもったその人自身をみる視点で、患者さん一人一人の意思を大切に支援する医療ケアです。

患者さんと患者さんが大切に思う人々との関係性も大切にします。

緩和ケア認定看護師の役割

  1. がんと診断された時から始まるがん医療のあらゆる過程において、緩和ケアを必要とする患者さんおよびそのご家族を支援します。
  2. がん患者さんとご家族の身体的・心理的・社会的・スピリチュアルな苦痛(*)の緩和とQOL(生活の質)の向上に努めます。
  3. 医療スタッフに対して、緩和ケアの実践に関する指導と相談を行います。また、緩和ケアの普及と看護の質の向上を目指して活動します。
    (*)スピリチュアルな苦痛:生きていることの意味付けや価値や喜びなどを失う苦しみ

主なご相談の内容

  • 病気になったことで起こるさまざまな心配ごとについて
  • 痛み、だるさ、息苦しさなど身体の変調について
  • 病気のことを知るこわさや不安について
  • これから病気がどのようになるかの心配について
  • 病気のことを本人に、どのように伝えるのがよいか、伝えない方がよいかの迷いについて
  • 病気のことを家族(例:幼いお子さんやご高齢の家族)に知らせることがよいか、知らせない方がよいかの迷いについて
  • 大切な人を亡くした後のさまざまな気持について

感染管理認定看護師

感染管理認定看護師とは

感染管理認定看護師とは、病院内感染における感染予防対策全般に関して専門的知識と技術を有することを認められた看護師です。

感染管理認定看護師の役割

  1. 患者様、ご家族や面会者の方、そして医療スタッフ、病院を訪れるすべての方々を感染症から守ることです。そのために、感染症発生動向に注意を向け、各職種と協力や調整をし、感染対策推進の役割を担い、病院感染対策を行っています。
  2. 医療スタッフに感染管理に関する指導・相談を行います。

主なご相談の内容(主な活動内容)

  • 感染管理に関する職員教育
  • 院内サーベイランス(院内感染の監視や調査)
  • 院内ラウンドの実施と評価
  • 院内感染対策マニュアルの作成
  • 感染防止技術の実践と評価
  • 最新の知識や情報の提供
  • 感染対策に関する相談
  • 職業感染対策(職員の健康管理)
  • 地域の医療施設、医療・介護従事者に対し、対象のニーズに対応した教育活動

慢性呼吸器疾患看護認定看護師

慢性呼吸器疾患看護認定看護師とは

「呼吸が苦しい」と人は死を意識します。息苦しいと感じるとパニックになることがあり、そのことがさらに呼吸苦を増長することにもつながります。
慢性呼吸器疾患看護認定看護師は呼吸苦を抑え安楽に過ごしていただくためにおひとりお一人と向き合います。呼吸苦をできるだけ起こさないための方法、起こってしまった場合の対処、呼吸機能を増強するための運動方法、負担がかからない生活の工夫など、患者さんご家族とともに考えます。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師の役割

呼吸困難など苦痛な呼吸器に関する症状の緩和やリハビリテーション、急性憎悪の予防や患者さんのセルフケア能力回復に向けた指導などを行い、患者さんとそのご家族のQOLを向上させることに努めます。安定期・増悪期、終末期の各期に応じた呼吸機能の評価及び、呼吸管理を行います。

主なご相談の内容

  • 慢性呼吸器疾患患者呼吸ケア
  • 周術期患者呼吸器合併症予防ケア
  • 人工呼吸器・酸素療法管理
  • 呼吸リハビリテーション・ADL指導

手術看護認定看護師


手術看護認定看護師とは

手術を受けることは人生において大きなイベントであり、不安を伴うものです。手術の内容や初めて体験する麻酔などに不安を抱きつつも、手術と向き合わなければなりません。また、繰り返し手術を受けられる患者さんも少なくありません。手術看護認定看護師は、術前・術中・術後にできるだけ安楽で安心して過ごしていただけるように不安に寄り添い、最新の知見や技術を駆使し、具体的な対策を患者さんやご家族と一緒に考え、計画・実施・評価を行います。

手術看護認定看護師の役割

手術侵襲を最小限にし、皮膚トラブルや神経症状の出現などを予防するための安全管理(体温・体位管理、手術機材・機器の適切な管理・倫理的配慮等)を最新知識や技術で提供します。また、周手術期(術前・中・後)における継続看護を実践します。

主なご相談の内容

  • 手術や麻酔を受けることへの不安など精神的ケア
  • 手術の術式や麻酔に関するケア
  • ハイリスク手術に関するコンサルテーション

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