ゲノムセンター

ゲノムセンター

ゲノム医療について

 一個の細胞の中にある染色体とその上に存在する遺伝子をまとめてゲノムと呼んでいます。がんはゲノムの構造に異常が起きることが原因で発症する病気です。多くのがん細胞に認められる遺伝子の異常は生まれた時には認められず、生活習慣や環境要因などにより遺伝子が損傷されて発症する後天的なものですが、一部のがんでは生まれつきの遺伝子の異常が原因で発症する場合があります。ゲノム医療の目的はこのような病気の原因となっている遺伝子の異常を明らかにし、がんの診断や治療、がんの予防に役立てることです。栃木県立がんセンターでは2018年4月からゲノム医療を担当する部門としてゲノムセンターを開設しました。

ゲノムセンターの業務

1) がんゲノム医療連携病院としての業務
  • 多遺伝子パネル検査の実施
  • 実施可能な治療等に関する情報提供
  • がんゲノム医療中核拠点病院エキスパートパネルへの参加
  • 二次的所見、偶発的所見陽性例に対する遺伝カウンセリング実施
  • ゲノム医療の対象となる症例に対するバイオバンク登録業務
2) がん予防・遺伝カウンセリング外来
  遺伝性腫瘍が疑われる症例に対する遺伝カウンセリングと遺伝子検査
  • 遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)と関連する疾患
  • リンチ症候群
  • 家族性大腸腺腫症とその他の遺伝性消化管ポリポーシス
  • 多発性内分泌腺腫症
  • 若年発症がん症例
  • 多重多発がん症例
  • その他のがん家系
3) コンパニオン診断として実施される遺伝学的検査に対する説明と同意および遺伝カウンセリングの実施
  • 遺伝性乳がん卵巣がんに対するBRACAnalysis診断システム
  • 免疫チェックポイント阻害剤の適応となるMSI(マイクロサテライト不安定性)陽性腫瘍
4) 家系内の血縁者に対する遺伝カウンセリング、遺伝学的検査と結果陽性時のサーベイランス
5) 予防的手術(リスク軽減手術等)を希望される方への情報提供とサポート 
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