超音波センター

超音波センター

 超音波センターでは、心電図検査・肺機能検査・超音波検査など病気の診断や治療方針を決定するために必要な検査を実施しています。
 超音波検査は、主に日本超音波医学会の認定資格を取得した技師が実施しており、同学会の認定医による確認のもと、結果を報告しています。
 精度の高い検査を実施するために研修会や学会に積極的に参加し、最新の知識や技術の取得に努めています。

  • 心電図検査
  • 呼吸機能検査
  • 超音波検査

  • 心電図検査

     心臓は血液を全身のすみずみまでとどける重要な臓器です。心臓はみずから活動電位を発生させることで動いています。この電位を波形として表したものが心電図です。波形の形やリズムから不整脈や狭心症などの心臓の異常を知ることができます。心電図検査にも安静時12誘導心電図、負荷心電図、ホルター心電図などさまざまな検査があります。

    12誘導心電図

    目的:不整脈や狭心症などを調べるためにおこなわれます。
    方法:両手首・両足首に1ヶ所ずつ、胸部に6ヶ所の電極をつけて検査をします。
    電極は使い捨てのパッドを使用します。
    検査時間:3~4分




    負荷心電図

    目的:運動で誘発される狭心症や不整脈などを調べる検査です。
    方法:安静時の心電図を確認後、検査用の階段を1分30秒もしくは3分間昇降していただきます。運動後はすぐにベッドに休んでいただき5~7分間心電図を記録します。
    注意点:心臓の病気で通院されている方は検査時に担当技師に伝えて下さい。
    検査時間:15分

    ホルター心電図

    目的:24時間記録用の心電計を装着し、日常生活の中で生じる失神や胸痛などの原因を調べる検査です。
    方法:小型の心電計を24時間装着します。検査中は行動記録表を記入していただきます。
    注意点:ホルター心電図は24時間持続的に心電図を記録する検査です。そのため検査予約日と翌日の2日間来院していただく必要があります。装着している間は入浴できません。
    検査時間:24時間


    呼吸機能検査

     呼吸機能検査は気管支喘息や肺気腫などの各種呼吸器疾患の状態を評価する検査です。

     当センターでは主に手術前の呼吸機能評価のために実施されます。全身麻酔で手術をされる方は必ず実施する必要があります。

    測定項目は以下の通りです。
    ①肺活量 ②努力性肺活量 ③最大換気量 ④分時換気量 ⑤機能的残気量 ⑥クロージングボリューム ⑦肺拡散能

    通常の検査は①②の2項目のみです。検査の目的(肺の手術前・薬の副作用を調べる)によっては5-7項目の検査をおこないます。

    方法:検査中はノーズクリップで鼻を押さえます。
    使い捨てのマウスピースを口でくわえていただいて、 大きく息を吸ったり吐いたりします。 検査技師が声をかけながら検査をしますが、患者さん の努力と協力がないと正しい評価ができない検査です。

    検査時間:検査内容によって検査時間が異なります。
    2項目で5~10分、7項目で約30~60分程度です

     


    超音波検査

     超音波検査は人の耳には聞こえない音(超音波)を利用した検査で、各臓器の状態、腫瘤の有無および性状を調べる検査です。
     骨や空気は超音波を透さないため、骨の内部や骨のうしろにある臓器、空気を含んでいる肺や消化管は検査に不向きです。
     放射線を利用した検査ではないので、被爆の心配はありません。
     検査は少し暗い部屋でおこないます。肌に検査用ゼリーを塗布し、探触子をすべらせながら検査をすすめていきます。

     

     

    腹部超音波検査

    対象部位:肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓

    目的:病気の診断や拡がり、良性・悪性の鑑別、転移の有無など。腹痛や発熱、肝機能障害の原因を調べるために実施されることもあります。
    方法:検査の際には大きく息を吸ったり止めたりしていただき、この息止めの時に臓器を観察します。通常は仰向けで検査をしますが、観察する臓器によっては体の向きを変えていただくことがあります。

    注意点:検査前4時間は禁食です。午前の予約であれば前日の食事は夜8時までに済ませ、検査当日は朝食を摂らずにお越しください。午後の予約であれば昼食を摂らずにお越しください。飲み物は水のみ摂取可能です。糖尿病の薬は服用しないでください。その他の薬はいつも通り水で服用していただいて構いません。
    検査時間:約15分~30分程度。検査内容によって前後します。

    乳腺超音波検査

    対象部位:乳腺

    目的:乳房内の腫瘤の有無や性状を調べます。乳房の検査には超音波検査のほかにマンモグラフィー検査があります。マンモグラフィーは主に乳腺内の異常の発見に役立ち、超音波検査ではその異常が何であるか(癌なのか良性腫瘍なのか)がわかります。マンモグラフィーで指摘された病変を正しく評価するために、検査を担当する技師は必ずマンモグラフィーで病変部を確認してから超音波検査を実施しています。医師と協力しながら検査をおこなうこともあります。これにより早期の乳癌の見落としを防ぐことができ精度の高い診断が可能となります。
    方法:仰向けで検査をします。
    注意点:ネックレスなどの装飾品は外してください。
    検査時間:約15分

    甲状腺超音波検査

    対象部位:甲状腺

    目的:甲状腺の大きさや腫瘤の有無を調べる検査です。甲状腺とは喉仏の下にある、蝶の形をした臓器です。
    方法:仰向けで、あごを上げた状態で検査します。
    注意点::検査当日は首が広く開いている服を着用してください。ネックレスなどの装飾品は外してください。
    検査時間:15分

    心臓超音波検査

    対象部位:心臓

    目的:心臓の形態や動き、弁の動きや血液の流れを調べる検査です。化学療法や分子標的薬の副作用を調べるためにも実施されます。
    方法:3ヶ所に心電図用電極をつけた状態で、左横向きで検査をします。検査中は、技師の声かけで息を吐いたり止めたりしていただきます。
    検査時間:30分

    下肢静脈超音波検査

    対象部位:両足の静脈(足の付け根からくるぶしまで)

    目的:下肢の静脈内の血栓を調べる検査です。足のむくみや腫れは静脈に血栓が詰まるとあらわれる症状の一つです。静脈に血栓が詰まると肺塞栓症(エコノミー症候群)をおこす危険性があるため、超音波検査で静脈内に血栓がないかを確認します。また、これらの症状がない場合でも血液検査で血栓の存在が疑われる場合には検査が実施されます。
    方法:仰向けで検査します。
    検査時間:約30分~60分

    造影超音波検査

    対象部位:肝臓

    目的:肝臓の腫瘤性病変の質的診断を目的とした検査です。質的診断とは腫瘤の種類を判断することです。悪性か良性かを診断することでもあります。当センターでは主に各種がんの肝転移、肝細胞癌などの評価、および手術前の切除範囲を明確にする目的で検査がおこなわれます。
    手術中の造影超音波検査も実施しており、検査に携わった技師が手術室に出向き、医師の検査の補助をおこなっています。
    方法:造影剤を静脈から注射して検査をおこないます。
    検査時間:約30分~60分程度
    注意点:造影剤に卵殻の成分が含まれているため、卵アレルギーがある方は検査ができません。

    超音波ガイド下針生検

    対象部位:乳腺

    目的:乳房内の腫瘤に針を刺して組織を採取し、病理診断を行うことを目的としています。
    技師が医師の介助に入り、採取した組織が検査に適しているかどうかを判断しています。
    わかりにくい病変の場合は、医師が検査を担当した技師とディスカッションをしながら生検を実施することがあります。
    方法:医師が実施します。皮膚と大胸筋に麻酔を施した後、専用の針を穿刺し、数回に渡り組織を採取します。終了後は10分間の安静をとっていただき、気分不良、痛みがなければ帰宅となります。
    検査時間:約30分

     

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